『UBS MSCI先進国ESG株式インデックス』vs『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』
2022/8/5(金)
投資信託vs投資信託のコーナー。管理人が独断と偏見で選択したファンドを、独断と偏見で比較するっ!!!
今日のファンド(22/8/5朝)
UBS MSCI先進国ESG株式インデックス
設定日 2019年1月29日
純資産額 12億円
運用管理費 0.4345%
銘柄数 386
モーニングスター ★★★
MSCIワールドSRIロー・カーボン・セレクト5%イシュアー・キャップド・インデックス(税引後配当込み、円換算ベース)に概ね連動する投資成果を目指す。
eMAXIS Slim先進国株式インデックス
設定日 2017年2月27日
純資産額 3562億円
運用管理費 0.1023%
銘柄数 1275
モーニングスター ★★★★★
主として日本を除く世界主要国の株式に投資を行う。MSCIコクサイ ・インデックス(配当込み、円換算ベース)と連動する投資成果をめざして運用を行う。
対決!!
先進国ESG系のファンドの成績を見たいと思ったので、今回は設定して3年以上経っている『UBS MSCI先進国ESG株式インデックス』をチョイス。相手は先週と同様、先進国株式ファンドの代表選手『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』だ。
それでは、さっそくチャートをチェック。2019年1月末の基準価額を100とした月末値チャート(約3年半のチャート)。最新値のみ2022年8月5日朝の値。
基本的には似たような動きだね。
結論!!
『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』の勝ち!!
そもそも『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』のモーニングスターの3年評価が★★★★★、一方で『UBS MSCI先進国ESG株式インデックス』が★★★、結果は出てるじゃん、という声もありそうだが、それをいっちゃあ元も子もない。
念のため確認しておくと『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』のほうが純資産額が大きく、運用管理費が安く、銘柄数が多い。だから当然評価が高くなる。そのうえで、チャートを見てみると、値動きが似ているが、最近は『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』のほうが安定している。
ということで、やっぱり『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』の勝ちである。iDeCoやつみたてNISAでも投資できるからね。
結局「ESG」というのはいわゆる「テーマ」だと考えることができそう。本来はどの企業にも重要なのだが、「ESG」的な企業、「ESG」風な企業に絞り込んで投資するのが「ESG」系のファンドということになる。
個人的には、「ESG」が重要になったことで株式に与えられる影響を、通常のインデックスファンドによって丸々取り込む、という考え方が好きだ。一方で「ESG」と名前がついた運用管理費が高いアクティブファンドには、十分注意してほしい。